65%悲劇
2017/05/07
あたしは横浜で生まれ、横浜で育った―
といっても、誰もが知っている“あの横浜”ではなくて。
とある地方にある名前が同じなだけの、つまんない田舎町。
バイクと喧嘩とセックスにしか興味のない不良たち、
スーパーマーケットやおばさん臭いブティックで買った野暮ったい洋服着て、
娯楽なんて無いから商店街の飲み屋に集まっては昨日と同じ話でゲラゲラ笑って。
テレビや雑誌で見る“あの横浜”はもっと刺激的だった。
向こうではみんな、華やかで刺激的な生活を送っている。
「こっちの横浜はニセモノの横浜だ」
大学進学を機に、あたしは本物の“あの横浜”で暮らし始める。
あたしは“本物の横浜”で十余年、本当の人生を送った。
だけど、本物の横浜は唐突にあたしを見捨てたんだ。
悲劇。
あたしは生まれ育ったニセモノの横浜に帰るしかなかった―
- 期間
- 2011年6月18日(土)~21日(火)
6/18
(土)6/19
(日)6/20
(月)6/21
(火)14:30開演 ● 18:30開演 ● 19:30開演 ● ● ● - 会場
- ぽんプラザホール
- チケット
- 前売:1,800円 [当日:2,000円]
- 出演
- 萩原あや、吉浦彰彦、竹崎史識、長島孝憲、坂井操、永倉亜沙美、本田智香、幸田真洋
- スタッフ
- 脚本・演出:幸田真洋
照明:荒巻久登(シーニック)
音楽・音響:中茂久也
舞台美術:坂井操
大道具:長島孝憲
小道具・チラシイラスト:永倉亜沙美
衣装:本田智香
チラシ写真:南一康徳
宣伝美術:GHB48
制作:萩原あや、城戸一郎
補佐:わだちよ、高橋明子、秋山沙久良 - 後援
- 福岡県、福岡市、福岡市教育委員会、(財)福岡市文化芸術振興財団、テレビ西日本、NPO法人FPAP