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わたし、病気なんです【公演中止】

2020/06/08

※2020年5月に予定していた本公演はコロナウィルス感染拡大の影響で中止となりました。

Story

とあるカラオケ店の店長になった東は追い詰められていた。
28歳。30もすぐそこなのに仕事が長続きせず、転職を繰り返してきた。
親からは「我慢が足りない」と言われ、彼女も「未来が見えないね」とあきれ顔だ。

今度こそ、今度こそは―
不退転の決意で挑んだカラオケ店だったが……アルバイトたちとの温度差に愕然とする。

遅刻・欠勤は当たり前。接客業なのに覇気がない、そのくせ仲間同士のおしゃべりは仕事中でもお構いなし……
客からのクレームも多く、本部からは店長である東に懐疑的な目が向けられていた。

「このままではマズイー」
東はまず、遅刻・欠勤をなくそうと呼びかけたが

「わたし、病気なんです。」

アルバイトの一人がつぶやいた。
いわく、こころの病気だから思うように動けない。決してサボっているわけではない。私のせいじゃない、病気が悪いんです……
そう主張する彼女に東は―

※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※

新型うつと呼ばれる「仕事には行けないけど、自分の好きなことは生き生きしてやっている」という心の病があります。

僕は昭和生まれで、昭和の価値観で育てられてきたので、
「それは甘えてるだけじゃないの?」とか「ワガママだろう」とか色々思うわけですが、とあるお医者さんの言葉ではっとしました。

『たとえそれが病気ではなく、性格的な問題だとしても、そんな言葉は何も生まない。』

「甘えてる」「ワガママだ」「弱いだけ」「努力しろ」と頭ごなしに言われて「じゃあ頑張ります!」となる人はそうそういない。「ああ、自分はダメなやつだ」と自分を責めてしまって、余計にできなくなってしまう……お医者さんはそう解説していました。

パワハラという言葉も一般化し、価値観が大きく変わっていく現代。
時代に合わせて変化していける人もいれば、これまでの価値観にしがみついて意固地になってしまう人もいる。
一見、ルーズなだけに見える若者たちを通して、価値観の変化に戸惑う人々、これからの価値観とは?ということを描いていきたいと思います。

脚本・演出 幸田真洋

期間

2020年5月23日(土)~5月26日(火)※5/22(金)はプレビュー公演

5/22(金) 5/23(土) 5/24(日) 5/25(月) 5/26(火)
14:00 ●※託児
17:00
19:30 PV

※プレビュー公演とはSNS等で感想をつぶやいてもらうことを条件に5,00円で観劇できるシステムです。
※受付(当日券販売・予約受付)開始は開演の40分前です。※上演時間は1時間30分を予定しています。
※開場は開演の30分前です。
※チケットをお持ちの方及びご予約済みのお客様は、お早めにご来場下さいますようお願いします。開演10分前になりましたら当日券のお客様をご案内しますので、客席の状況によっては、やむを得ず入場をお断りする場合もございます。円滑に公演を行うため、皆さまのご協力をお願い申し上げます。
※5/24(日)の公演で託児サービスを実施します。 サービスの利用には事前申込が必要です。詳しくは劇団へお問い合わせ下さい。(先着順・公演2週間前までに要予約)

会場

ぽんプラザホール
(福岡市博多区祇園町8-3-4F)

チケット

前売:1,800円 [当日:2,000円]
ローソンチケット(ローソン・ミニストップ店頭Loppi)Lコード:83065
劇団HallBrothersホームページ予約(予約開始まで今しばらくお待ちください)

出演

山下大貴、唐島経祐、木村晴香、関口祐香、山中祐里、西田えりか、武藤康弘、宮崎楓

スタッフ

脚本・演出 | 幸田真洋
照明 | 荒巻久登
音楽 | 中茂久也
舞台監督 | 高柳一輝(bbRockets)
大道具 | 唐島経祐
小道具 | 西田えりか
衣装 | 木村晴香
宣伝美術 | 幸田真洋
制作 | 萩原あや
制作補 | 下田夏希

後援

福岡県、福岡市、公益財団法人福岡市文化芸術振興財団、テレビ西日本、NPO法人FPAP

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